2019年01月31日

Greta Van Fleet初来日公演、しっかり聴いて全身で感じてきた!

Greta Van Fleetの初来日公演の最終日、スタジオコーストで行われたライブへ行ってきました。
その週の火曜日は大阪、木曜日はお台場ZEPP TOKYOで公演が行われ、ネット上には興奮冷めやらぬ人たちのつぶやきが溢れていたので、期待大!でしたが…想像をはるかに超越した凄まじいセッションバンドでした。超絶若いのに!


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2019年1月25日(金)
OPEN18:00 START19:00
新木場STUDIO COAST


Greta Van Fleet are
■Josh Kiszka:vocals
■Jake Kiszka:guitars
■Sam Kiszka:bass & keyboad
■Danny Wagner:drums



開演時間を過ぎた頃、会場は「早く出せ!」と言わんばかりのグレヴァンコールに湧いていました。とても初来日とは思えないほどの人気っぷりで、大興奮した大人たちが落ち着かなく体を揺らしているような奇妙な高まりを感じる空間で、ある程度想像はしていたものの、それをはるかに凌駕するガッツリ入魂のファンとわかる妙齢の大人たちが体中から好きだオーラを発散させていて…正直ドン引きしましたw
彼らの音楽は一度聞けばハマる人はドカンとハマるだろうし、その音楽性は間違いなくロック魂を揺さぶる大きな力があるから、ドハマりする気持ちはとてもよくわかります。でも何ていうか、“年甲斐もなく” キャッキャッとはしゃいじゃってる系の人が多かったのも事実で、何だかちょっと気恥ずかしいと思ってしまったのかもしれません。ライブに行ってそんなことを思ったのはたぶん初めてだったので、そういうふうに思った自分に戸惑いました。そう思う理由は何だろうと考えてみたのですが…彼らの音楽にビビビッとハマることで、俺は私はロックがわかるとか俺の私の耳はすごい!とちょっと勘違いしてしまった大人というか、それを優越感に変換させちゃった大人というか、俺はわかってる大人だぜ感を漂わせているというか…単純にあなたたちの音楽が大好きだ!ってだけでいいのに、こじらせちゃった感じがしょっぱい…そんな感じがしてならなかったのだと思います。

いくつになろうとも人生において夢中になれる対象があるということはとても素晴らしいことで、その対象に情熱を注ぐことができるというのはこの上ない幸せなことだと思います。でも、失礼ながらそういう対象とは長年縁がなかった人たちが突然カーッとなってキャッキャッとはしゃぎすぎて血圧上がっちゃって大変な状態に!という状況にしか見えなくて、少々胸焼けしたのかもしれません。
そういうふうに俯瞰に眺めてる風を装ってる自分は何なのさ!という自虐も忘れずにwええ、やっと彼らに会える!と興奮していましたとも!ただし、静かにね!w

Greta Van Fleetの4人が登場してすぐ、白い薔薇が会場にバーッと投げ込まれました。ボーカルのジョシュがたくさんの薔薇を抱えて、それをばらまいていたのです。薔薇に群がる人たち。薔薇に群がる人たちにどーんと押しのけられよろける私。歓声というより嬌声を上げる人たち。既にカオスです。
1曲目はPVで死ぬほど見て聴いた「Highway Tune」、前奏から既に場内の盛り上がり方が異常で、ちょっと怖いぐらい。興奮しすぎた人たちの常軌を逸したとしか思えない奇声にビクビク脅えながら、ヤバイこの人たち本物だ!と思い、本物が動いている!と思い、若い!つるつるだ!…というより想像以上に子供だ!と思い、カワイイ…かもしれない!と思い、相変わらず不思議な衣装!と思い、とにかくいろんなことを一気にたくさん思い、何だか胸がいっぱいになりました。それをライブで聴ける、体感できる歓喜に打ち震えました。ジョシュの最初のWOOOOOOOの一声で思わず鳥肌が立ち、うわああああああゾワゾワするー!キューッ!と一人ライブ中に悶えてましたwそしてまた、本物だ!本物だ!と思い、ビックリしてお口ポカーン、ニヤニヤ、ニヤニヤを隠す真顔、ニヤニヤ、それを繰り返していたような気がしますw

弟のサムは思った通り裸足で、ちょっと上方に構えたベースを弾きながら前に数歩歩いてきてステージギリギリまで来たと思ったら、そのまま数歩後ろに下がっていくということを1曲の間に何度も繰り返していました。時々見える裸足を見て寒い!と思い、寒くないのか?と思い、っていうかベース音でかくない?と思いながら見てました。キーボード演奏の時は少し後方で弾いていたので手元こそ見えませんでしたが、なかなかの手練れと見ました。キスカ三兄弟は父親がミュージシャンだそうで、家にフツーにいろんな楽器があったのでしょうね、楽器があるのが普通の家庭でいろんな楽器に触れて育ってきたんだろうなぁということが伝わってきたような気がしました。

ギターのジェイクは弟サムのように前後に歩かずとも、ずっと前後に揺れてるタイプ。足は動かさずに前後に大きくスイングとでも言いますか、独特のリズムの取り方をする人だなぁと思いました。ジョシュとは双子ですが、似てるけど似てない気もするしものすごく似てる気もする不思議な双子で、髪型のせいもあるのかもしれませんがだいぶ雰囲気が違います。隠し切れない個性がそれぞれにじみ出てきてしまっているのかもしれません。

ボーカルのジョシュはとにかくその素晴らしい声に尽きます。何なのその声!としか言いようがない。その声質からロバプラおじさんと比較されがちですが、似ているというだけで比べちゃうのはナンセンスだと思います。比べたくなる気持ちもわかるけど、バカバカしいの極致。ロバプラおじさんはロバプラおじさんで、ジョシュはジョシュ。それでいいと私は思っています。

彼の声は声という楽器です。延々続くかと思うような楽器隊のセッション=戦いに声で応戦する感じ。しかも超善戦する感じ。全然負けない感じ。すごいぞジョシュ。でもMCで話すときは超おとなしい男の子って感じで、ソフトな語り口がこれまた魅力的。この優しい柔らかいふんわりした感じで耳元ピロートークされたらたまらんだろうなぁと不埒な想像をしてまたニヤニヤ。その想像自体が罪ですやめなさいw

ドラムのダニーは…正直ほとんど見えなかったのだけど、素直でまっすぐ届くドラム音が印象的でした。すごい三兄弟と一緒にバンドをやるってすごく大変なことだと想像しますが、同時にすごく楽しいのかなーということも伝わってくるような、そういう素直さが感じられる音でした。ある意味「素直な音」をストレートに出すって難しいことで、何かと斜に構えがちな私には良くも悪くもずしんと響くものがありました。帰り際周りの男性客が言ってましたが、いいドラムだったね!と。すごくストレートないいドラムだったって言ってました。なるほどその通りだなぁと思いました。キスカ三兄弟はとてもいいドラムを見つけたんだなぁと思いました。

4人とも若さに似合わずとてもどっしり構えていて、非常にリラックスしているように見えました。すごくマイペースというか、周りに流されないタイプの人たちという印象も受けました。彼らの音が世の中に出た直後からずっと、いろんな「過去の」音楽と比較され、似ているというだけで一刀両断した人も少なからずいたと思うし、リスペクトではなく模倣と決めつけちゃった人もいたみたいだし、その人の中にある音の事情で切り捨てられたケースもたくさんあったんだろうと思いますが、そんな人たちに言いたいことは「何てもったいない!」ということ。何でこの最先端のロックを素直に楽しまないの?と思ってしまいます。絶対記憶と記録と歴史に残るロックだよ、これは。

逆に彼らの音に過剰に反応しすぎて大はしゃぎしている人たちがいることも否めません。先にも言ったようにそれはとても素晴らしいことだと思う一方で、私自身はちょっと胸焼けを起こしています。自身、彼らの音が大好きだと思う一方で、その何倍もの熱量の人たちがあのライブ会場でアドレナリン大放出させているのを見て、しゅるしゅると熱が引いていく感じがしたのも事実であり、大好きなのにそうなってしまったことが本当に悔しく、悲しくもあり、そんなライブの思い出になっちゃったらどうしてくれようと思っているところです。

とにかく、ライブ自体はこの上なく素晴らしく、想像以上のセッションバンドで、先生聞いたら地団駄踏んでメッチャクッチャ悔しがるに違いないと想像してニヤニヤが止まりませんでしたwまた、先生と一緒に声を張り合うファイティングライブというのも想像して…メッチャクッチャ楽しかったです(妄想の中でw)
たぶん彼らは5分の曲を、ライブ上で10分20分の曲にしてしまうことなどお茶の子さいさいで、時間が許せばずっと演奏できちゃうんだろうなと思いました。4人で音を探りながら、本能的に音を返す術を身につけてきたのでしょう、反射に近い音返しが可能なのだと思います。それはすごい才能だと思います。才能、としか言いようがないよ。素晴らしいよ。ブラボーだよ!もっと聞きたかったよ!もっともっと聞きたいよ!
以下、セットリストです。





どんどんチケット取りづらいバンドになるんだろうなぁという気がしてなりません。これ以上ちやほやされないでほしいと思う気持ちと、おじさんおばさんばかりに好かれてかわいそうという気持ちとw、そうじゃなくて若者こそこういう上質のロックを聞きなさい!耳が肥えるから!そして客層の平均年齢を下げてくれ!という気持ちがごちゃごちゃになって気持ちは複雑ですがw、またぜひ聞きたいです。そして次は薔薇をぜひゲットしたいです!w

全日のZEPP TOKYO公演を見たらしい増田さんが、こんなtweetをしてました。





もう、すごくその気持ちよくわかる!って感じです。わかるけどこれいじょう大きい会場になりませんように!って気持ちです。大きくなるとセッションの面白さがわかりにくくなるよ!だからお願い次来る時も今回のライブサイズでよろしくお願いします!楽しみに待ってます!また早々に来日してくれますように!
…グラミー賞、受賞できるといいね!

アンセム・オブ・ザ・ピースフル・アーミー
アンセム・オブ・ザ・ピースフル・アーミー
  • アーチスト: グレタ・ヴァン・フリート
  • 発売元: ユニバーサル ミュージック
  • 価格: ¥ 2,376
  • 発売日: 2018/10/19








【余談:どうでもいい話なので流していただいて結構ですw】

………ところで、何だか文章に棘があるなぁとお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
実は今回のライブでは、悲しいというか腹が立つというかコンチクショーな出来事があったのです。
超絶悔しかったのでひと言モノ申すために言い残したいと思います。

ちょうど1週間前に同じ場所で見たSLASHと愉快な仲間たちのライブよりは整理番号はだいぶ早かったので、弟側センター寄りの前から数列目をキープ。ここならステージ全体が見渡せる!と思い、ワクワクしながら待ったのですが…隣にいたアラフォー女にせっかくキープした好位置を尻アタック攻撃で強引に強奪され、最初から最後までガンガン大暴れされてどんどん追いやられ、挙句デカイ背中のお兄ちゃんの背中に視界を阻まれ、超絶悲しい気持ちになってしまったライブだったのでした…
隣のアラフォー侵略女に言いたいことはひとつ。

このライブをものごっつ楽しみにしていたのはオマエだけじゃねぇ!💢

彼らは一度聞けばもっと聞きたい!となるバンドだし、彼らのライブを体験したい!と思うに違いないと思うし、彼らの来日を心待ちにしていた人は大勢いたということもわかるんですが、だからと言って周りに大迷惑を被る言われはないわけで、特に何でもないところで耳障りな奇声を上げたり(ビックリするっちゅーねん)、興奮しすぎてアワアワしちゃって振り回した拳がガンガン当たり、革ジャンのベルトの金属部分が私の太ももにガンガン当たり(痛いっちゅーねん)、ブンブン振り回した頭の毛が私の顔にワサワサ当たってきてうざったいことこの上ない!など、周りへの迷惑など全く気にしない暴れっぷりで、本当にうんざりしたし腹が立ったし悲しくなりました。ライブ中は意外と寛容な私ですが、余りにも度が過ぎたために向う脛を思いっきり蹴り飛ばしてやろうかと本気で思ったほどです。ライブに集中したくてもできずに、マジで末代まで呪ってやるという気持ちになりました。このままでは私の気が済まないので、せめて箪笥の角に足の小指思いっきりぶつけて悶絶するぐらいの目に遭っていますようにw
私も気を付けます。人のふり見て我がふり直せ。くわばらくわばら。お粗末でした。
posted by 神無月ヱイト at 18:48| Comment(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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